J3 松本山雅と長野パルセイロは5日に開幕戦 「昇格枠2」競うクラブは2増の20

サッカー明治安田J3の開幕が4日に迫り、松本山雅AC長野パルセイロの県勢2クラブは、5日にアウェーで開幕戦に臨む。昨季から2クラブ増の20クラブが、J2昇格枠「2」を目指して激しくぶつかる。

いわきと藤枝がJ2に昇格。J2から降格した琉球と岩手、JFLから昇格した奈良とFC大阪を加えた20クラブが、ホームアンドアウェー方式の2回戦総当たりで12月2日の最終節までしのぎを削る。1クラブあたりの試合数は昨季の34から38に増える。

昨季の成績は、降格1年目だった松本山雅が2位藤枝と勝ち点差1の4位、2014年のJ3発足時から参戦するAC長野は藤枝と勝ち点差15の8位に終わった。両クラブとも今季の昇格争いをリードする力を秘めているが、昇格には昨季を上回るペースで勝ち点を積み上げる必要がある。

ライバルも強力だ。昨季3位の鹿児島は2年目の大嶽監督の下、的確な補強で戦力アップ。同5位の今治は新スタジアムが完成し、戦力も充実する。昨季は下位に沈んだ北九州や岐阜も実績のある選手をそろえ、最下位の18位だった相模原は体制を一新して巻き返しを期す。J2を戦った選手が残る琉球と岩手、昇格の勢いがある奈良とFC大阪も侮れない。

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信濃毎日新聞では、2日付で松本山雅、3日付でAC長野の順で、今季の戦い方や監督、選手たちの意気込みなどを特集記事で紹介する。

 

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